焼人録

ただの備忘録兼日記帳です。なぜ公開している。

積み上げる。

待ちに待ったDMMカードでの1万ポイントが入った。さっそくつぎ込んで山岡荘八の小説を買い漁った。買いも買ったり65冊。これでしばらくは楽しめるだろう。読みたい本を読むのが好きだ。買うのも好きだ。でもなによりもこれを積み上げているときが一番嬉しいかも知れない。この感覚は本に限らない。だから積みゲーもしてしまうのだろう。

自分が消費し尽くす計算が付かないぐらいにエンタメを積み上げると、なんとも言えない嬉しさがある。思う存分消費しても大丈夫だろうという安心感が素晴らしい。大ボリュームのゲームにも言える。コンテンツを消化しても消化してもクリアまでの計算が立たないと、たまらなくプレイ欲がかき立てられる。自分の思う存分をぶつけるということが好きなのだろうな。

逆に言うと、何事も終わりまでの目算が立つと急激に色あせてきてしまう。積み本であれば不安が出るし、ゲームであればあと何時間で終わりの計算が立つとそこからは、楽しむというよりはクリアまでをこなしていく形となる。

クリアまでこなせるようになったのも結構最近だ。子供の頃は目処が立つだけで満足して終盤で止まってしまっているゲームが多くあった。それなのでゲームをクリアしたという思い出はあまりない。今思うともったいないことをしてきたものだ。といっても、今もこの通り同じ性分を持っているのだから、もったいないとわかっていても改められはしなかったと思う。

 

遊びを自分の周りに積み上げて、蟄居して生きていたいもんだ。生憎と、憧れにしかならない確信を持っているから否応なく社会の中に居続けられるが。