焼人録

ただの備忘録兼日記帳です。なぜ公開している。

記したい焼き肉

食ったらそのことを記しておきたいメシというのがある。焼き肉は間違いなくそれに入るだろう。

焼肉キングで食ったが、食べ放題ながらあなどれないうまさだ。中ぐらいのコースにしたがそれで頼めるハサミで切って食うデカい肉がうまい。

肉がデカいというのはよい。一箸で食う量を決めるのは肉ではない。こっちが切り分けることで決めるのだ。肉に決定権を取られるな。肉を決定していけ。

自己決定した肉をサンチュに巻いて食うとこれでご機嫌ってわけ。

 

ちょうど読みだした本で稲について触れていた。米は一部の必須アミノ酸以外を含んだバランス食であり、さらにその不足分は大豆によって補うことが可能だとか。よって、小麦を主食とする文化圏では主食といえど、肉などと同等の食事レパートリーの一つにしか小麦はならないが、米は味噌汁と食っていれば完成した食事を取れると書かれていた。米と大豆も良いな。でも肉はもっと良いぞ。

 

他に記しておきたいメシってなにがあるだろう。寿司はそうだろうな。カニもそうだな。ウナギもそんな気がする。ハレの感じがするのが良いのだろうか。

 

最近、Audibleで『銃・病原菌・鉄』を聞いている。ふと読み始めた『世界史を変えた植物』にも『銃・病原菌・鉄』で聞いたような話が出てきた。同じく人類史について述べている本だから重複するのは当たり前だが、重なるほどにリアリティが増すような心地がして嬉しくなってしまう。

本で触れるたびに、骨組みに薄紙が貼られていくような感覚。少しずつ立体的になり厚みが増し、強度が増し、世界が出来ていくような感触だ。