焼人録

ただの備忘録兼日記帳です。なぜ公開している。

220323

ゼレンスキーの国会演説。実に日本人気質を研究した演説だったな。

欧米諸国でやったような勇ましいアジテーションではなく、切々と窮状を訴え、これまでの感謝を述べる。ロシアが秒読みに入っていると言われる化学兵器の使用についてサリンに言及し、日本の歴史を知っている姿勢を伝え、そして急迫しているものがなにかを伝える。

各国で巧みな演説をしているが、今回もまたよく出来たモノだ。

日本に対して訴えかけるワードが復興というのも良いモノだな。

 

最近、ファシズムとロシアを読み進めているが、全体主義そのものへの興味から、Kindle Unlimitedにあったハンナアーレントの著書の解説本も読み始めた。

世の中の出来事を理解する解像度が上がっていくのは面白いが、門外漢が今更どうにか学部生の初歩みたいな理解をしてどうなるのかと醒めてしまうこともある。ガムシャラに本を読み続けることも出来なくなったかと情け無いな。

と言っても、その時間を振り分ければ激烈な成果が出る得意分野を持っている訳でもないので、結局ノソノソと読書に戻るわけだが。