焼人録

ただの備忘録兼日記帳です。なぜ公開している。

210126

歳を経るにつれ自分の嗜好がどんどん分からなくなっていく。

学生の頃は音楽なんて全く何もできなくて嫌いだったし、絵画も何が良いのか分からなかった。

何年か前に自分がゴッホを好きなことを知り、最近楽器に興味が出て買い物してしまった。

20前後の頃、自分には文筆以外に出来ることが無いと考えていたし、実際その方向だけに全てのリソースを向けていた。結局、何も関係ない分野で現在飯を食うことになるのだが。

 

視野が広がったとも言えるし、自分に呪詛をかけてあまりに多くのものから目を背けて今に来たなとも感じる。

あるいは、他の事に目が向いてしまうほどに文章への執念が薄れてしまったのだろうか。20年ぐらいの人生は費やした執念だったから、それすら失ったら何なのかわからなくなってしまうな。